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ブレーカー 公開日: 更新日:

ブレーカーが何回も落ちる原因は?再発を防ぐためのチェックポイント

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せっかくブレーカーを上げたのに、しばらくしたらまた落ちた。最初は「使いすぎかな」と思ったけれど、同じことが1日に何度も起こったり、曜日や時間帯に関係なく繰り返されたりすると、不安になりますよね。

ブレーカーが繰り返し落ちる背景には、単なる一時的な電気の使いすぎだけでなく、特定の家電の不具合や、目に見えない「漏電」、あるいは分電盤そのものの劣化といった、より深い原因が隠れているケースがあります。そのまま使い続けると火災や感電のリスクを高めるため、早めに原因を突き止めることが重要です。

なお、ブレーカーが初めて落ちたときの基本的な確認手順や安全な復旧方法については、別記事「ブレーカーが落ちたらまず試す確認手順と安全な復旧方法」で詳しく解説しています。まだそちらの手順を試していない方は、まずはそちらをご覧ください。

この記事では、同じトラブルが繰り返される方に向けて、時間帯や使用家電から原因を探る方法と、安全に確認を進めるためのポイント、専門家に相談すべきケースを解説します。

ブレーカーが繰り返し落ちるときにまず整理したい情報

分電盤を点検する様子

ブレーカーが再発する場合、やみくもに対処するよりも、まず「いつ」「何をしていたとき」「どのくらいの頻度で」といった情報を整理することが、原因を絞り込むための近道です。ここでは、安全に確認できる範囲で集めておきたい手がかりを紹介します。

  • どの時間帯に落ちるか

    朝方や夜間、特定の曜日、または雨の日だけなど、落ちるタイミングに規則性がないか記録します。タイマー予約で動く家電や湿度の影響を探る重要な手がかりになります。

  • 落ちたときに使っていた家電

    エアコン、電子レンジ、ドライヤー、食洗機、洗濯乾燥機など、同時に使っていた機器を具体的にメモします。特に消費電力の大きな家電が重なっていないかがポイントです。

  • 落ちる頻度

    1日に何度も落ちるのか、数日に1回なのか、週に1回なのかを把握します。頻度が高いほど、単なる使いすぎではない原因が疑われます。

  • 落ちているブレーカーの種類

    分電盤を見て、落ちているのが「安全ブレーカー」(配線用遮断器)か「漏電遮断器」(赤や緑のボタン付き)かを、分かる範囲で確認します。漏電遮断器が落ちている場合は漏電の疑いが強くなります。

  • 分電盤まわりの異変

    目視で分電盤やその周辺を確認し、焦げ臭いにおい、カバーが熱くなっている、「ジジジ」といった異音がないかチェックします。

これらの情報を集める際、焦げ臭いにおい・異常な発熱・異音といった危険なサインに気づいた場合は、確認作業を中止し、速やかに専門業者へ相談してください。

ブレーカーが何度も落ちる原因——時間帯と家電から読み解く

1章で集めた情報を手がかりに、考えられる原因を整理します。いずれも一般家庭で起こりやすいものですが、原因を正しく切り分けることが再発防止の第一歩です。

特定の時間帯に集中して落ちる場合

電気の使いすぎによる過負荷

毎朝決まった時間や夜間に集中してブレーカーが落ちる場合、タイマー予約で自動起動する高電力機器の同時使用が原因の一つとして考えられます。

たとえばエコキュートや食洗機、洗濯乾燥機といった機器は、早朝や深夜の時間帯に一斉に動き始める設定になっていることが多く、その瞬間に回路の許容電流を超えてしまうことがあります。

また、雨の日や湿度が高い日だけ繰り返し落ちる場合は、屋外のコンセントや古い配線に湿気が入り込み、微量の電気が漏れる「漏電」が起きている可能性があります。

とくに築年数の経った住宅では、壁の中の配線の被覆が劣化してひび割れ、湿気を含むだけで漏電遮断器が反応しやすくなります。屋外に設置されたコンセントカバーの破損や、エアコンの室外機まわりの配線も注意して観察してみてください。

特定の家電を使ったときだけ落ちる場合

特定の家電のスイッチを入れたとたんにブレーカーが落ちるのは、大きく分けて二つの原因が考えられます。

一つは、単純な電気の使いすぎ(過電流)です。一般家庭のコンセント回路の多くは100V・15A(合計1500W)を上限として設計されています。しかしエアコン(800〜1500W)、電子レンジ(1000〜1500W)、ドライヤー(1200W)といった消費電力の大きな家電を同じ回路で同時に使うと、簡単に上限を突破してしまいます。

さらに、タコ足配線(テーブルタップ)で複数の機器を接続していると、合計消費電力に気づかないまま過電流状態になりやすくなります。

もう一つは、その家電自体の不具合です。内部の絶縁が劣化していたり、電源コードが傷ついてショートしていたりすると、たとえ単体で使っても異常な電流が流れてブレーカーが作動します。

古い電子レンジや、長年使っているエアコンの室外機などで起こりやすいトラブルです。疑わしい家電のプラグを抜き、同じコンセントに別の機器を差して問題なく使えるか試すことで、家電側の不具合かどうかをある程度切り分けられます。ただし、分解や内部の修理は専門家以外が行うべきではありません。

家電の使用状況に関係なく頻繁に落ちる場合

劣化した電気配線

時間帯や使っている家電と無関係に、不規則に何度もブレーカーが落ちるなら、分電盤やブレーカーそのものの劣化、あるいは壁内配線の絶縁不良が疑われます。

分電盤やブレーカーは長年の使用により内部の金属接点が酸化したり摩耗したりすることで、本来の定格電流より低い電流でも過敏に作動したり、逆に発熱して火災のリスクを高めたりすることがあります。とくに設置から相当期間が経過し、一度も交換したことのないご家庭では注意が必要です。

さらに深刻なのが、壁の内部を通る電線そのものの絶縁低下です。建物の経年とともに配線の被覆が硬化してひび割れ、そこから常時わずかな漏電が起きていると、漏電遮断器が断続的に作動します。このタイプの異常は目視での発見が難しく、専門的な絶縁抵抗測定が必要になります。

それでも改善しないとき・専門業者へ相談すべきケース

電気工事士がブレーカーを点検

1章の情報整理や2章の原因切り分けを試みてもなおブレーカーが落ち続ける場合、あるいは最初から次に挙げるような危険なサインがある場合は、速やかに使用を中止し、専門業者に点検を依頼してください。

  • 分電盤や壁の近くから焦げ臭いにおいがする
  • ブレーカーやコンセントカバーが熱くなっている
  • ブレーカー付近から「ジジジ」「ブーン」といった異音がする
  • 家電の使用を控えても短時間で再び落ちる
  • 漏電遮断器(赤・緑のボタン付き)が何度も作動する
  • すべての家電のプラグを抜いてもブレーカーが上がらない、またはすぐに落ちる

これらのサインを軽く見ると、配線や機器の過熱による火災、感電、家電の故障、さらには漏電による電気代の無駄な上昇といったリスクにつながります。電気のトラブルは「そのうち直るだろう」と様子を見るのが最も危険です。

自分で対応しやすいケース 業者へ相談したいケース
特定の家電を使った時だけ落ちる(過電流) 分電盤から焦げ臭い、熱い、異音がする
タコ足配線をやめたら改善した 漏電遮断器がリセットできない
雨の日以外は問題なく使えている すべての家電を抜いても繰り返し落ちる
延長コードを外して直接差したら改善した 分電盤の交換履歴がないまま長年使用
原因がまったく特定できない

ブレーカーの再発は、見えない場所での電気的な異常を知らせるサインです。「自分で確認してみたけれど原因がわからない」「安全に使い続けられるか不安」というときは、無理をせず早めに専門の業者へご相談ください。Setsubi-proでは、24時間いつでも電気トラブルの点検・修理を承っております。分電盤の点検から古いブレーカーの交換、漏電箇所の特定まで、経験豊富なスタッフが対応し、再発のない安全な状態を取り戻すお手伝いをいたします。


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