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給湯器 公開日: 更新日:

給湯器の水漏れは故障?まず確認したい原因と対処法

給湯器のまわりで水漏れしている様子

給湯器の下だけが濡れている。配管の継ぎ目から水がにじんでいる。ドレンホースの先から水が出続けている。給湯器の水漏れは、見つけた瞬間に「このまま使ってよいのか」と不安になりやすい症状です。

少量の排水であれば、運転に伴う正常な水の場合もあります。ただし、本体内部や接続部分から漏れている場合は、腐食、漏電、階下漏水、不完全燃焼につながるおそれがあります。ガス臭や焦げ臭いにおいがある時は、使用を完全に中止する判断が必要です。

この記事では、給湯器の水漏れを見つけた時に順番に確認したいこと、正常な排水と不具合の見分け方、安全にできる応急対応、専門業者へ相談すべきケースを解説します。

給湯器の水漏れを見つけたら順番に確認したいこと

給湯器まわりの水に気づいたら、まず本体に近づきすぎず、見える範囲で状況を確認します。水の場所、量、におい、表示を分けて見ると、緊急性を判断しやすくなります。

濡れた床や電源まわりに触れると危険な場合があります。無理に原因を探そうとせず、安全に見える範囲だけを確認してください。

水が出ている場所を確認する

給湯器の配管水漏れ

最初に見るのは、水がどこから出ているかです。給湯器の水漏れは、出ている場所によって意味が大きく変わります。

確認したい場所は次のとおりです。

  • 給湯器本体の下
  • 配管の継ぎ目
  • 水抜き栓のまわり
  • ドレンホースの先
  • 給湯器まわりの床
  • 外壁や設置台のまわり

ドレンホースから少量の水が一時的に出ているだけなら、正常な排水の可能性があります。給湯器の種類によっては、運転時に発生した水分を外へ流す仕組みがあるためです。

一方で、本体下部から水が落ちる、配管の継ぎ目からにじむ、床まで広がる場合は注意が必要です。集合住宅では、少量に見えても階下へ水が回ることがあります。

危険なにおいと電源まわりを見る

水漏れと同時に、ガス臭や焦げ臭いにおいがある場合は危険度が高くなります。給湯器はガス、電気、水が関係する設備のため、複数の異常が重なると事故につながるおそれがあります。

特に注意したい症状は次のとおりです。

  • ガス臭がする
  • 焦げ臭いにおいがする
  • 本体から異音がする
  • リモコンにエラー表示が出ている
  • 使用中に急に止まる
  • コンセントや電源まわりが濡れている
  • 床や壁が広く濡れている

ガス臭、焦げ臭いにおい、電源まわりの濡れがある時は、給湯器の使用を完全に中止してください。お湯を出して様子を見ることも避けます。

リモコン表示と給水元栓を確認する

給湯器リモコンを確認

危険なにおいがなく、安全に近づける場合は、リモコン表示と給水元栓を確認します。ここで行うのは、状態の把握と水の広がりを抑えるための応急対応です。

確認する内容は次のとおりです。

  • エラーコードの有無
  • お湯が出るかどうか
  • 水漏れが使用中だけか常時か
  • 給水元栓の位置
  • 電源プラグ周辺の濡れ

水漏れが多い、または止まらない時は、給湯器へ入る水を止めるために給水元栓を閉めます。どの栓か分からない場合は、無理に複数のバルブを動かさないでください。

お湯が出ない症状も同時にある場合は、給湯器が動かない時の確認ポイントとあわせて整理すると、状況を伝えやすくなります。

水漏れの量と変化を記録する

水を止めた後、または安全に見える範囲で、水漏れの状態を記録します。記録は自分で直すためではなく、状況を正確に伝えるために行います。

残しておきたい情報は次のとおりです。

  • 水が出ている場所の写真
  • 水漏れに気づいた時刻
  • 水の量の変化
  • 使用中だけか常時か
  • リモコンのエラーコード
  • ガス臭や異音の有無
  • 床や壁の濡れ方

床に水が広がっている場合は、タオルで周囲への拡大を抑えます。電源まわりが濡れている時は、濡れた手で触らないことを優先してください。

それでも水漏れが止まらないときに考えられる原因

水の場所や量を確認しても止まらない場合は、正常な排水なのか、不具合のサインなのかを切り分けます。ここでは、見えやすい現象ごとに考えられる原因を整理します。

この章では原因の理解に絞ります。給湯器の内部や配管まわりは専門性が高いため、無理に触らず、見える範囲の情報として把握してください。

ドレンホースからの排水

給湯器ドレン排水

ドレンホースの先から少量の水が出る場合は、正常な排水の可能性があります。高効率タイプの給湯器では、運転中に発生した水分を外へ流す仕組みがあります。

正常な排水に近い状態は次のとおりです。

  • ドレンホースからの少量排水
  • 使用後だけの水
  • 短時間で止まる水
  • 透明でにおいのない水
  • 床に広がらない水

ただし、少量でも長時間続く場合や、排水先ではない場所が濡れる場合は別です。排水経路の詰まり、勾配の乱れ、周辺部品の劣化によって、本来流れるべき水が別の場所へ回ることがあります。

「ドレンホースから出ているから問題ない」と決めつけず、止まるかどうか、量が増えていないかを見てください。

本体下部からの水漏れ

給湯器本体の下から水が落ちる場合は、本体内部の部品劣化が関係していることがあります。長年使用している機器では、熱、水圧、温度差の影響を受ける部分が少しずつ傷みます。

本体側の不具合が疑われる状態は次のとおりです。

  • 本体の底面からの水滴
  • 同じ場所の繰り返す濡れ
  • 使用中に増える水漏れ
  • エラー表示を伴う水漏れ
  • お湯の温度異常との同時発生

内部のパッキン、熱交換器まわり、接続部の傷みは、外から見ただけでは判断しにくい部分です。表面の水を拭いても同じ場所が濡れる場合、内部で水が回っている可能性があります。

給湯器の水漏れは、目に見える量が少なくても内部の腐食が進んでいることがあります。特に本体下部からの水は、早めに状態を確認したいサインです。

配管や接続部分からのにじみ

配管の継ぎ目や接続部分から水がにじむ場合は、給湯器本体ではなく、周辺配管側に原因があることがあります。屋外設置では雨風、湿気、寒暖差の影響を受けやすくなります。

配管まわりで見られる症状は次のとおりです。

  • 継ぎ目からのにじみ
  • 接続部分のサビ
  • 保温材まわりの濡れ
  • 冬場の後に出る水
  • 壁側まで広がる濡れ

冬場は凍結によって配管に負担がかかることがあります。凍った水が膨張し、気温が上がった後に水漏れとして表れるケースがあります。

長年使用している住宅では、配管や接続部の劣化も関係します。水の出ている場所が給湯器本体に近くても、周辺設備を含めて見る必要があります。

給湯器の水漏れで早めに相談したいケース

給湯器の水漏れ点検

給湯器の水漏れは、正常な排水で済む場合もあります。しかし、ガス臭、焦げ臭いにおい、電源まわりの濡れ、本体内部からの水漏れがある時は、様子見を続けるべきではありません。

安全に確認できる範囲を超えていると感じたら、使用を止めて専門業者へ相談してください。

すぐに使用を止めたい症状

次の症状がある場合は、すぐに使用を中止します。ガスや電気に関わる異常は、短時間で危険につながることがあります。

連絡を急ぎたいケースは次のとおりです。

  • 水漏れが止まらない
  • 水の量が多い
  • 本体内部からの水漏れ
  • 配管や接続部の腐食
  • 床や壁まで広がる濡れ
  • 階下漏水の可能性
  • ガス臭や焦げ臭いにおい
  • 不完全燃焼の疑い
  • 電源まわりの濡れ
  • 同じ症状の繰り返し

ガス臭がある時は、火気を使わず換気を行います。電源やコンセント周辺が濡れている場合は、感電のおそれがあるため手で触れないでください。

集合住宅では、床下や下階に水が回ると被害が広がります。水を止めた後も床が濡れ続ける場合は、見えない場所に水が残っている可能性があります。

修理か交換かを考える目安

水漏れの原因が一部の部品や接続部分に限られている場合は、修理で対応できることがあります。使用期間が比較的短く、ほかの不具合が少ない場合も、修理を検討しやすい状態です。

修理で済む可能性がある例は次のとおりです。

  • 一部部品の劣化
  • 接続部分の軽い不具合
  • 水漏れ箇所が限定的
  • ほかの症状が少ない
  • 部品対応が可能な機種

一方で、長年使用している給湯器、水漏れ以外の不調がある機器、複数箇所に傷みが見られる機器では、交換を考えたほうがよい場合があります。

交換を検討したい例は次のとおりです。

  • 長年使用している機器
  • 複数箇所の不具合
  • 高額になりやすい修理
  • 部品入手が難しい機種
  • 安全面の不安
  • 温度や運転の異常

費用だけで判断すると、短期間で別の不具合が出ることがあります。修理と交換のどちらがよいかは、使用状況、部品の状態、今後の安全性を含めて考えることが大切です。

相談前に伝える情報と判断表

業者へ連絡する時は、分かる範囲で状況を伝えると対応が早くなります。すべてを正確に説明できなくても、写真やエラーコードがあるだけで判断材料になります。

伝えたい内容は次のとおりです。

  • 給湯器のメーカーと型番
  • 設置場所
  • 水漏れしている場所
  • 水漏れの量
  • 水漏れが始まった時期
  • リモコンのエラーコード
  • ガス臭や異音の有無
  • 写真の有無
  • 使用期間の目安

型番は本体のラベルに書かれていることがありますが、見えにくい場所にある場合は無理に近づかないでください。屋外で足元が濡れている時や、電源まわりが濡れている時は安全を優先します。

自分で確認しやすいケース 業者へ相談したいケース
ドレンホースからの少量排水 本体内部からの水漏れ
短時間で止まる水 止まらない水漏れ
リモコン表示の確認 配管や接続部の腐食
給水元栓の位置確認 ガス臭・焦げ臭いにおい
水漏れ箇所の写真記録 階下漏水の可能性
床まわりの拭き取り 電源まわりの濡れ

給湯器の水漏れは、正常な排水に見える場合でも、量が増える、止まらない、においがある、本体内部から出ているといった症状があれば注意が必要です。無理に使い続けず、安全に確認できる範囲で止める判断をしてください。

「自分で確認してみたけれど水漏れが止まらない」「本体内部や配管から漏れているように見える」「ガス臭や漏電が不安」という場合は、Setsubi-proへご相談ください。24時間対応で、給湯器の点検、修理、交換の判断まで状況に合わせてサポートします。


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